ついに発表された新型2シリーズグランクーペ。果たしてこれは完全な新型なのか、それともLCI(Life Cycle Impulse※)の一環なのか、気になるところです。2017年に中国専用車として登場した1シリーズセダン。そのサイズ感がE46に似ていたことから、個人的に非常に興味を持ち、長年情報を追い続けていました。2019年にはメキシコでも販売され、将来的にはグローバル展開されるのではと期待していたものの、いつの間にか中国市場から姿を消していました。そんな中で発表されたのが、今回の2シリーズグランクーペです。
※BMWの「LCI」とは「Life Cycle Impulse」の略です。BMWが特定の車種のモデルに対して行う「マイナーチェンジ」や「フェイスリフト」を指し、デザインのリフレッシュや技術の更新などが含まれます。通常、車の生産サイクルの中盤で行われ、外観や内装の変更、新しい技術の導入、性能向上が行われることが多いです。
ヨーロッパでの発表、そして日本での動向
2024年に入り、ヨーロッパ向けに本国BMWドイツから新型2シリーズグランクーペが発表され、日本でも少し遅れてBMW JAPANのサイトにその詳細が掲載されました(2024年11月11日現在、プレスリリースは未掲載)。しかし、このタイミングでの発表には多くの疑問が浮かびます。そもそも、2シリーズグランクーペは2019年に登場しましたが、その後LCIを受けた形跡がなく、安全機能の追加と価格改定しか公式には発表されていません。
このタイミングでの発表には、シャーシの共有が関係しているようです。2シリーズは、半年前に発表された新型1シリーズ(F70)と同じシャーシを共有しており、その関係から、1シリーズに続いて2シリーズグランクーペが発表されたのだと考えられます。
ジェンスパークでの調査結果
- Q1: BMW F44 LCI はありましたか?
A: F44にはLCIが存在せず、モデルチェンジしているとのことです。 - Q2: BMW F44の最新モデルについて知りたい
A: 最新モデルについての情報を得ようとしましたが、新型という言葉は見当たりませんでした。 - Q3: BMW F44の後継モデルは?
A: F44の後継モデルは2027年ごろに登場し、その開発コードはF74と予想されているとのことです。
自分なりの考察
通常、BMWのモデルは中期でLCIが発表されることが多いですが、今回のケースでは新型としての発表が行われています。1シリーズ(F40)がモデルチェンジしたことで、2シリーズ(F44)もその流れに沿ってモデルチェンジされたようです。今年6月にF70として発表された1シリーズに伴い、2シリーズもF74として登場したのでしょう。しかし、マイナーチェンジ(LCI)がないまま新型が登場した理由についてはまだ疑問が残ります。
また、BMWのモデルコードについても興味深い点があります。通常、E系からF系、そしてG系と進化してきたと理解していますが、FFプラットフォームを持つ1シリーズや2シリーズに関してはこの法則に当てはまらない点が見られます。この辺りについては、次回のブログでさらに深堀りしていきたいと思います。
今後の展望
新型2シリーズグランクーペの登場により、BMWがどのように進化していくのか、その方向性にますます注目が集まります。次回のブログでは、FFプラットフォームモデルの特殊性や、E系からG系へと続く進化の流れにおける例外について、さらに掘り下げてみたいと思います。皆さんもぜひ一緒にこの興味深いテーマを探っていきましょう。
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